2021.03.11
世の中には「宝石」と呼ばれる美しい石が数多く存在し、それらをジュエリーに加工することで、世の人々を虜にしていますが、「宝石と言えば?」と聞けばほとんどの人が「ダイヤモンド」と答えることでしょう。
ダイヤモンドのその透き通るような輝かしい見た目は、美しさの象徴とも呼べる存在です。
しかし、いつの時代でもダイヤモンドは宝石・ジュエリーの王様として君臨しているがゆえに、その存在が当たり前となっており、実はダイヤモンド自体については詳しく知らないという方も多いことでしょう。
今回は、そんな宝石・ジュエリーの代表である「ダイヤモンドの特徴や魅力」について詳しく解説していきたいと思います。
ダイヤモンドは、炭素のみで構成される鉱物で、天然で存在する物質の中では最も硬いと言われています。炭素と聞いて、一般には炭という文字から黒く光沢のないものを想像してしまうかと思われますが、無色透明で、美しい輝きを持つダイヤモンドは炭素から成り立っているのです。
ちなみに、ダイヤモンドとは対照的に炭素からなる柔らかい鉱物は、グラファイトと呼ばれ、こちらは文字のイメージ通りの黒色をしています。主に鉛筆の芯として用いられていると言えば、さらにイメージしやすいでしょうか。
そんな黒く柔らかいグラファイトと同じ物質で構成されているダイヤモンドが無色透明で硬いのは、化学的な面で構成する物質の形が異なっているためです。同じ物質を使っているにもかかわらず、構造が異なるだけで、結婚指輪に使われるほど美しいジュエリー、片や鉛筆の芯。面白いですね。
ダイヤモンドは、前述の通り純粋な炭素で構成されていますが、出来上がる過程で不純物が混ざったりすることでカラーダイヤモンドになるのです。つまり、最も美しいダイヤモンドに近づくほど、不純物が限りなく存在しないに等しいという意味になります。
基本的には天然の無色透明なダイヤモンドと比較するとカラーダイヤモンドは価値が下がると言われていますが、「レッド」や「ブルー」といった希少価値の高いカラーや、発色が良いものの場合は無色透明のダイヤモンドよりも高値で取引されることもあります。
カラーダイヤモンドの中で一番よく採掘されるのは、「イエローダイヤモンド」です。
その他にも、人気の「ピンク」、「オレンジ」「グリーン」「パープル」といったように、様々なカラーダイヤモンドが日々採掘されているのです。
ダイヤモンドの輝きは、どれも非常に美しいため、素人ではグレードを見極めることはなかなかできないものです。
よく耳にするダイヤモンドのグレードの判断基準としては、「4C」というものがあります。
4Cとは、「クラリティ(内包物)」「カラー(どれだけ無色に近いか)」「キャラット(重量)」「カット(プロポーション)」です。
この4つの項目もレベルが高ければ高いほど、グレードの高いダイヤモンドとして価値が高くなります。
・Clarity(クラリティ)
クラリティに関しては、インクルージョン(内包物)やブレミッシュ(傷)の有無やその数によって判定します。
全11段階のグレードがあり、「フローレス」「IF」「VVS1」「VVS2」「SI-1」「SI-2」「I-1」「I-2」というように続いていきます。
カラーに関しては、前記した通り無色透明に近ければ近いほど価値があると判断されます。
最高グレードは「Dカラー」で、「D~F」「G~」「K~M」「N~S」「T~Z」の全23段階で評価されます。
ダイヤモンドの重さを表す項目で、「1ct=0.2g」と定められています。
海外などでは、見た目にインパクトがある1ct以上のダイヤモンドの婚約指輪が多いのですが、日本国内では見た目のインパクトよりも上品なイメージを重視する傾向にあります。
ダイヤモンドの輝きにおいて非常に重要なのがこのCutです。
総合評価(プロポーション)と表面の研磨状態(ポリッシュ)、対称性(シンメトリー)という項目で評価されます。
グレードは全7種類で、高い評価である「3EX H&C」から、「H&C EX」「Excellent」「Very Good」「Good」「Fair」「Poor」と続きます。
ダイヤモンドを水晶や翡翠、アクアマリン、アメジスト、ガーネットというように、運気を良くするためのパワーストーンを身に付けるという人もいます。もちろん、ダイヤモンドも水晶たちに負けないほど最高クラスのパワーストーンとして重宝されているんですよ。
ダイヤモンドの持つパワーは
・困難に打ち勝つ
・願い事を叶えてくれる
・パートナーとの関係を深める
・良縁をもたらしてくれる
・永遠の愛を授けてくれる
このように、ダイヤモンドを身に付けているだけでも様々な恩恵を与えてくれ、運気が良くなり、幸運を呼び込んでくれると言われているのです。
様々な種類がある宝石の中でも、ダイヤモンドは女性にとって特別な宝石です。
それは婚約指輪や結婚指輪にダイヤモンドが使われることが多いという理由もありますが、別格だと感じるのは他にも理由があります。
・主張しすぎないが圧倒的な存在感
眩いほどの輝きで圧倒的な存在感があるにもかかわらず、主張しすぎない品の良さがダイヤモンドにはあります。
他の宝石の場合、目立ちすぎてしまい逆に印象を悪くしてしまうリスクもありますが、ダイヤモンドは場所を選ばず、華やかさをプラスしてくれます。
・身に付けるだけで女性らしさを保てる
その純粋で高貴な輝きが、女性自身の身を正してくれる効果も期待できます。
例えばTシャツにジーンズにダイヤモンドの装飾品ではあまりバランスが良くないですよね。
ダイヤモンドを身に付けることで、お化粧や髪形、洋服のコーディネートといったような外見を意識するようになります。
そして、「ダイヤモンドの品のある美しさに適した女性でいたい」という意識を無意識レベルで感じ、内面も大人の素敵な女性へと変わっていくのです。
今回は、ダイヤモンドの特徴や魅力について解説してきました。
・ダイヤモンドは無色透明だけでなくカラーダイヤモンドも存在する
・ダイヤモンドのグレードは「4C」で判断される
・ダイヤモンドはパワーストーンとしても強力
・数ある宝石の中でも女性にとってダイヤモンドは別格
ということがおわかりいただけたかと思います。
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