2021.07.15
誕生石とパワーストーンはとても密接な関係があります。
自分の誕生石を知り、それを選んで持っておくことで自然とその加護を受けることができます。
前回に引き続き、今回も7月の誕生石である「ルビー」についての雑学をご紹介します。
ルビーの石言葉は「情熱、良縁、勝利、自由、勇気」。
古くから「若さのエネルギー」、「人との仲を取り持つ」、「身につけることで不死身になれる」と信じられ、お守りとして重宝されていました。
また、それぞれの言葉から、持ち主に降りかかるあらゆる危険や災難から守り、困難を打ち破って勝利をもたらすパワーを持つとされています。
古代では、富と権力を奪われず守り通すという縁起物として王族が好んで身につけていたようです。
現代でもその力強いイメージは健在で、恋愛から仕事、健康面、魔除けまで幅広く願いを込めることができるパワーストーンとされています。
自分のお守りだけでなく、大切な人への贈り物としても最適なジュエリーと言えます。
贈るタイミングは成人の日に自由の意味を込めて贈る、還暦のお祝いとして赤にちなんだものとして贈るのが適しているとされます。
ルビーはダイヤモンドに次ぐ硬度を持ちますが、その希少性はダイヤモンドを超えます。
原産国も限定的であることと、四大宝石と同列に扱われるダイヤモンド。サファイア、エメラルドと比較すると、年間の産出量は最小とされるため、「宝石の女王」とも呼ばれます。
自然界から採れる量が非常に少ないことを偶然が重なり続ける人間の出会いと重ねることで、ロマンチックな背景を持つとされ、今も昔も愛好家を魅了してやみません。
また、ルビーは体の右側につけると良いとされています。
これは中世ヨーロッパでの言い伝えで、「平和と安泰を望むなら、ルビーの装飾品を体の右側につけるべし」とあったことが元となります。
しかし、インドでは心臓に近い左側が良いとも言われています。左側につけることで、治癒能力を高めるという逸話もあるようです。
成功や力強さの加護がほしいときは右側、健康祈願のときは左側といったように、目的によって付ける場所を変えるのも良いのかもしれませんね。
美しい赤色を放つルビーの語源は「赤」を意味するラテン語の「rubeus(ルベウス)」が由来となっており、和名で「紅玉(こうぎょく)」と呼ばれています。
魅力的な色彩から、かの文豪ウィリアム・シェイクスピアはルビーのことを「妖精からの贈り物」と呼んでいたという逸話もあるぐらいです。
結婚40周年の記念日は「ルビー婚式」と呼ばれており、ルビーは結婚記念石とされています。
ダイヤモンドの次に硬い硬度、深く美しい赤色であることから「固い絆で結ばれた愛情深い夫婦の象徴」とされます。
ルビーの価値は一般的に、色味、濃淡、透明度、輝き、サイズ、内包物、傷、産地で総合的に判断されます。
主に天然ルビーが算出されるのは、ミャンマーやスリランカなど。価値の高いものは、その有名な産地の中でもあまり算出されることはありません。
星状の輝き放つルビーは、スタールビーと呼ばれて特に希少で価値の高いものとして重宝されています。
赤色が鮮やかであるほど、上質なルビーで、ミャンマー産のピジョンブラッドと呼ばれる品種は濃い赤色で透明度も高く、最高峰の一品とされています。
実際にお店でルビーを選ぶとき、最高品質にこだわらない場合は、鮮やかな赤色で、暗くなく透明度があり、見た目でわかりやすい傷や不純物が含まれないものと覚えておくと、意外なところで価格以上の良いルビーに出会えるかもしれません。
ちなみに、ピンクがかったルビーは、ルビーではないジュエリーの可能性もありますので、選ぶ際は注意が必要です。元が同一の鉱石であるサファイアとはよく混同されることもあります。
OBARAオバライオン千歳店のオリジナルブランド「Bijou OBARA(ビジュオバラ)」でも、ルビージュエリーを取り扱っております。
ダイヤモンドに次ぐ硬度を持つことから、お手入れもしやすいところや、赤色の鮮やかさで抜け感と気品を演出できる点でも、カラーストーンを選ぶ際にルビーはおすすめです。
ルビーリング
¥500,000(税込)
ルビープチネックレス
¥370,000(税込)
ジュエリーの中には、天然で発掘されたときからすでに美しいものもあれば、加工や処理によって美しい姿を保っているものもあります。ルビーもそれは例外ではありません。
ルビーには、加熱ルビーと非加熱ルビーがあり、それぞれ石の美しさを違った形で表現しています。
一般的に人の手が加わることが、低品質なものを高品質に見せようとするためでは?と考える方も少なくはないでしょう。しかし、実際にはそういったことはなく、あくまでジュエリーとしてより美しい一品として仕上げるためのひと手間、と覚えておいてください。
加熱ルビーは、加熱処理を行われたルビー。
原石から発色を良くして、鮮やかな美しさを引き立てます。
非加熱ルビーは、その名の通り、加熱処理を行っていないルビー。ノーヒートルビーとも呼ばれます。
透明度が特に高く、透き通った美しさが特徴的です。
ちなみに、非加熱=無加工ではないため、ノーヒートだから必ず天然ルビーであるということではありません。天然ルビーを探している方は、注意して探しましょう。
ノーヒートルビーリング
¥352,000(税込)
¥352,000(税込)
7月の誕生石であるルビーは彩りを添えてくれるカラーストーンだけではなく、持ち主をあらゆる災難から守り、成功をもたらしてくれるパワーストーンとしても重宝されています。
大切な人への贈り物としても最適な美しいジュエリーなので、一つの選択肢としていかがでしょうか?
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