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カラーストーンの世界~トルマリンの魅力~

2021.09.02

トルマリンと聞いて思い浮かべる宝石はどんなものでしょうか。

きっと思い浮かべる石はそれぞれ違う色をしているのではないでしょうか。

それもそのはず、トルマリンは10種類ほどの鉱物に分かれているものの総称を指すのです。多彩な色を持つのは、それぞれの成分が異なるためです。

このように様々な成分から鮮やかな彩りを可能としているトルマリンですが、その色の多さから過去にはよく間違って他のジュエリーとして扱われることも多かったようです。

また、トルマリンの語源は諸説あり、スリランカの言語であるシンハラ語で混合宝石を意味する単語「トラマリニ」が由来しているという説やジルコンとトルマリンが混合している石を指す「トルマリ」に由来するなど、説でも多彩なバリエーションを持ちます。和名では「電気石」と呼ばれており、これはトルマリンの結晶を熱すると電気を帯びるという性質が由来しています。

今回はそんな多彩な顔を持つトルマリンの魅力について、ご紹介します。

 

 

トルマリンの種類

トルマリンはとにかくない色がないとまで言われるほどカラーバリエーションが豊富です。

それは様々な元素や成分が混ざり合うことで複雑化して成り立っています。

色によって呼び名も違うので、一部を抜粋してご紹介します。

・パライバトルマリン

鮮やかなネオンブルーを持つトルマリン。

ブラジルのパライバ州にて発見されたことからパライバの名前を冠します。

主張の強いブルー、またはグリーン系の発色は、成分に銅を大きく含むことが由来します。

その美しさに加え、産出量が少ないことから希少性は高く、トルマリンの中でも特に高級な品種とされています。

また、銅とトルマリンを構成する物質は、元々存在する場所が大きく異なるため、共存していること自体がとても珍しいです。そしてその珍しい環境からパライバトルマリンとなることを考えると、その希少性にも納得がいきます。

・インディゴライト

その名の通り、美しいインディゴブルーのトルマリン。単純にブルートルマリンとも呼ばれます。

深い藍~緑の色相を持ち、パライバトルマリンが発見されるまでは一番価値の高いトルマリンとして扱われてきたので、現在はパライバトルマリンに次いで価値が高いとされます。

特徴的な深い青系の色相は、少量の鉄を含むことに由来します。

含まれる鉄の量によっても青の深さが変わるため、特に高品質で美しく青色に発色するものはめったに出会うことはできないでしょう。

ほとんどのインディゴライトは色相が緑色に寄っているものが多いため、純粋に青く発色するものは更に希少価値が高いとされます。

・ルベライト

赤やピンクに発色するトルマリンで、ピンクトルマリン、レッドトルマリンと分類されます。

ルビーやパパラチアに少々似ているかもしれません。

ルベライトの語源は「rubellus(赤みを帯びた)」から来ており、ルビーの語源である「rubeus(赤)」と似ています。

この赤系統の色を発色する成分はマンガン。

しかし、マンガンは成長中の結晶に傷をつけてしまうため、よりマンガンが多く含まれて赤く鮮やかなものほど結晶に傷が多いという悩ましい性質を持っているトルマリンです。


・バイカラートルマリン

赤や緑など、2色の色を発するトルマリンです。

基本的にはそれぞれの色の境界線がはっきり分かれているものが多いですが、中でもウォーターメロントルマリンと呼ばれる品種は、スイカのように周囲の色がグリーン、中央がピンクや赤系統の色という分かれ方になっており、通常のバイカラーよりも癒やしのパワーがあるとされています。

2つの色を持つことからバイカラートルマリンはヒビや異物が入っていないものはほとんどないと言えますが、むしろそれこそが天然の証として人気となっております。


・ブラックトルマリン

別名ショール。透明色が多いトルマリンの中で唯一と言っていい不透明の黒い輝きを持ちます。

パライバやインディゴライトに比べると希少性には劣りますが、パワーストーンとして非常に重宝されており、マイナスイオンを放つなどヒーリング効果のある宝石とされています。

漆黒の由来となっているのは多くの鉄分です。

昔、黒く不透明なことから傷が目立ちやすいため宝石としての価値がないとされていました。ショールという名前も「不要な石」を意味します。

現在は、健康効果から注目され、昔のように不要な石とは呼ばれなくなっています。

 

まとめ

この世の全ての色があると言っても過言ではないトルマリン。

種類が多く紹介しきれないので、これを機にトルマリンに興味を持った方は色々調べてみると、意外な出会いが待っているかもしれません。