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カラーストーンの世界~オパールの魅力~

2022.06.20

オパールと聞くと、まず思い浮かべる輝きはどのようなものでしょうか。

それぞれが想像する輝きの色はきっと異なることでしょう。

今回はそんな神秘的な輝きを持つジュエリー、オパールの魅力について解説します。

ジュエリーとしてのオパール

オパールは見る角度によって発する色が異なります。

これは遊色効果といい、受ける光によってもカラーリングが違って見えるため、その多彩な色から虹のような宝石とも呼ばれ、同じ色のオパールはこの世に2つとないと言われています。

オパールの名前の由来は、ギリシャ語のオパリオスとそれを語源とするラテン語のオパリスを元としておりますが、これらは全てサンスクリット語で「貴重な石」を意味する言葉、ウパラが変化したものとされています。

和名は、蛋白石(たんぱくせき)。虹のように鮮やかな輝きとは裏腹に、蛋白と称される理由は、オパールの色が卵の白身に非常に似ていたことに由来しています。

ちなみに、全宝石中オパールは水分を含むジュエリーであり、唯一の特徴であるとされています。

 

オパールの迷信

このように美しい輝きを放つ華やかなジュエリーであるオパール。

オパールが不幸の石と呼ばれていた時代があったことはご存知でしょうか?

そもそも、オパールの石言葉は「幸運」や「希望」といった不幸とは全くかけ離れた意味を持つジュエリーであるにも関わらず、不幸の石というレッテルを貼られていました。

その理由として有力とされているのは、1800年代のイギリスの小説、「ガイアスタインのアン」。

小説に登場するオパールが奇妙な振る舞いをすることで、主人公に降りかかる悲劇の原因として曲解されてしまったことから悪いイメージを持たれ、いつしかオパールを持っていると不幸になってしまうという迷信へと転じてしまったとされています。

他にも加工が難しく職人泣かせだったことから、売上に影響して不幸になる、といった点からも不幸の石と呼ばれていたようです。

現在は時代を経て徐々に迷信は忘れられていき、オパールは元の美しく人気のジュエリーとしての立ち位置を取り戻しました。

 

オパールの種類

オパールは豊富なカラーバリエーションから、星の数ほどあってもおかしくはありません。

その中でも特にメジャーな種類をご紹介。

 

・コモンオパール

コモンオパールは、オパール特有の遊色効果を持たないオパールで、石そのもののカラーを楽しむことができます。

そのため、あまり宝石としての価値は高くないと扱われがちですが、色や形態によっては高く評価されるものもあります。

グリーンオパールのように、色名+オパールで呼ばれるものは、コモンオパールに分類されます。中でも地色が乳白色のミルキーオパールは人気と評価が高く、重宝されます。

基本的に色が付いているコモンオパールですが、稀に無色透明の透き通ったコモンオパールも存在します。それはジェリーオパールと呼ばれ、コモンオパールの中でも最高級の価値を持つものとして、愛されています。

 

・エチオピアオパール

エチオピアのオパールは、ここ30年の間に新たに主力となりました。

従来主力とされてきたオーストラリア産オパールに比べて透明度の高さが特徴で、それに遊色効果が加わってしっかりとした虹色の輝きを見せてくれます。

それでいて、原価の安さからお手元に取りやすいという利点もあります。

 

・ブラックオパール

最高級のオパールを想像したとき、最もメジャーなものではないでしょうか。

黒みがかった石に遊色効果が現れ、より輝きが引き立つジュエリーです。

蛋白色のオパールとは対照的で、輝きを石の地色で吸収するため、色彩が際立ち、視覚的にとても見栄えが良いです。

オーストラリアのライトニングリッジ産のブラックオパールは、「オパールの王」と呼ばれるほどで、その品質は世界レベルで認められています。

 

・ボルダーオパール

オパールの中でも、母岩のついたものを指します。

母岩は、オパールが発生した元の岩の部分です。岩の隙間に発生していることから、単独で取り出すことが難しいため、母岩ごと研磨してジュエリーとして仕立て上げています。

 

母岩が黒いものは、ブラックボルダーと呼ばれ、ブラックオパールと似た輝きを持ちます。

このことから、ボルダーオパールとブラックオパールは似ているとされる場合もあります。

まとめ

無数のオパールが出回る宝石市場。

同じ輝きは二つと無い性質から、必ず自分だけのオパールに巡り会えます。

人生の節目や贈り物に、オパールを検討してみてください。