2022.11.04
新たな誕生石が仲間に加わり、そろそろ1年が経とうとしています。
今まで誕生石の制定はアメリカの宝石商組合が定めていたものをスタンダードとしていましたが
今回の改定は日本の文化や歴史背景といった事情も加味されたものとなっているため、非常に大きな話題となりました。
今回は新たな12月の誕生石である「ジルコン」についてご紹介します。
ジルコンの石言葉は「生命力」「平和」「安らぎ」「永遠」。
行動的ながらも穏やかで平静な力強さを感じるジュエリーです。
特にブルージルコンは「安らぎ」の石であるため、穏やかで安泰な人間関係を保っていきたい方におすすめ。
自分自身が穏やかで平和を望む気持ちでいれば、ジルコンは持ち主を幸運へと導いてくれることでしょう。
ジュエリーの色も豊富で、好みの色を選びやすいです。無色透明なジルコンはダイヤモンドに近い輝きを持っていることから、よく代用されることがあります。
ジルコンの語源は、アラビア語で赤を意味する「Zarkun」、古代ペルシャ語の金を意味する「Zar」と色を意味する「Gun」をあわせたという説の2つがあります。
異なる言語で全く違う色が用いられているのも、ジルコンが多彩な発色をするということを表しています。
ジルコンは太古の宝石と言われ、その成分は44億年前の地層が含まれているとも言われています。そのため、「記憶と記録の石」と呼ばれ、悠久の時の中で地球の環境を見守っていた歴史の証人と言われるジュエリーです。
ブルージルコンの青色を地球の青色と照らし合わせる人も多く、ロマンが宝石愛好家の心を掴んでいます。
「永遠」という石言葉も、果てしない地球の歴史の中で長い時を過ごしてきたことに由来しているのでしょう。
キュービックジルコニアという言葉を耳にする機会はありませんか?
一見名前も輝きも似ていてダイヤモンドの代用とされるジルコンとキュービックジルコニアは、全く別の成分で構成されているジュエリーです。
決定的な違いは、ジルコニアは人工的に造られた宝石であり、ジルコンは自然に発掘された宝石という点です。
しかし、ジルコニア自身は単体のジュエリーとして認められているため、人工だからといってジルコニアを用いたものが偽物というわけではありません。それぞれが違う輝きを持ち、見分けることもできます。
ジルコンは歴史上ダイヤモンドの代用として使われることが多いジュエリーでしたが、非常に歴史のある趣深いジュエリーです。
輝きと美しさもジュエリーの王様であるダイヤモンドには引けを取りません。
穏やかながらもしっかり主張しているブルージルコンは、寒色系ジュエリーでこれからの寒い時期のコーディネートにもしっかりと合うでしょう。
この機会にジルコンを検討してみてはいかがでしょうか。
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