5月の誕生石エメラルドの雑学
2022.05.17
誕生石とパワーストーンはとても密接な関係があります。
自分の誕生石を知り、それを選んで持っておくことで自然とその加護を受けることができます。
今回も5月の誕生石である「エメラルド」についての雑学をご紹介します。
石言葉
エメラルドの石言葉は、「幸福」「愛」「希望」。
恋愛成就などの愛の象徴として親しまれるジュエリーです。
他にも目に優しいと言われるグリーンの輝きは、心に余裕を持たせてくれるヒーリング効果が期待されるパワーストーンとしても強い側面を持ち、贈り物にもぴったり。
このようにヒーリング石として重宝されるようになったのは、積み重ねられた歴史が関係しています。
石の持つ意味
エメラルドはジュエリーの中でも最古の歴史を持ちます。
名前の由来はギリシャ語で緑色の宝石を意味する「smaragdos(スマラグドス)」から始まり、次第に呼び方が変化して、エメラルドと呼ばれるようになりました。
緑色の神秘的な美しさに、またたく間に人々に愛され、「ヴィーナスに捧げる宝石」と称されるほど。
ローマの学者ブリニウスが、「エメラルドの緑色を眺めることほど目に良いことはない」とヒーリング効果を主張、マケドニア王国のアレキサンダー大王が戦のお守りとしてエメラルドを採用するなど、エメラルドは多くの人々に重用されていました。
エメラルドの魅力は、あの世界三大美女の一人として数えられるクレオパトラすら愛したと言われるほどでした。
エメラルドカット
エメラルドは、原石の段階だと内部に不純物やキズが多く割れやすいです。そんな割れやすいエメラルドを効率よく、破損しづらくなるよう加工するために生み出された手法がエメラルドカットです。
テーブル面が広く、周りが階段状になっているのが特徴的で、輝きよりもエメラルドの緑色を最大限に引き立てる手法です。
近頃はダイヤモンドでもエメラルドカットが用いられることがあり、ダイヤモンド本来の色を引き立てることから人気があります。
天然のエメラルド
エメラルドは基本的に内包するキズや不純物の多さから、美しく透明なまま掘り出されることはほぼありません。市場に出回るエメラルドのほとんどは、オイルによる処理を行ってキズを隠したり、耐久性を補ったりしています。一般的に、このような処理を行ったエメラルドも天然を名乗ることを認められており、処理を行っていないものは「ノンオイル」や「未処理」と記載されていることが多いです。
これらの記載のない天然エメラルドは基本的に処理がされているものと考えて良いでしょう。
もちろん、処理を行ったから劣悪といったことはなく、より美しく華やかにするためのひと手間という考えで、エメラルドは人々の心を魅了しています。
まとめ
深い緑色の美しさがワンポイントになるエメラルド。
誓い合った二人が持つにもふさわしいジュエリーですので、おしゃれからお守りまで、自分の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。